自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

自己破産への道(9)着地点はどこ?

相談して良かったこ

今回の弁護士に相談して良かったことは

倒産や、自己破産する場合のお金がどのくらい必要かが

分かったことです。

やはり地獄の沙汰も金次第(笑)

いや、逆に天国の沙汰と言っていいかも知れません。

何故ならば、倒産や自己破産というのは、裁判所が可としてくれれば、

債権者には迷惑をかけてしまうが、債務者は負債を免除され

身軽な状態で再出発をすることが出来るからです。

弁護士と話して、

債権者に支払えないのであれば、

迷惑をかけてしまっても、恨まれても、

僕が自殺したり、夜逃げしてしまうことよりも

生き恥をさらしても生きて、生きて、生き続け、

いつかは迷惑をかけた人の何分の一かには何らかの

お返しが出来るかもしれないという可能性にかける事も

選択肢としてはありだと思う気持ちが少し大きくなっていきました。

それでもまだ会社は続いている

弁護士に相談したからと言っても会社は毎日継続しています。

社員も一人を残して全て退職してもらい、

あとは僕たち夫婦だけでやっていくのか、それとも...

そんな事を考えてる状況でもお客様は来ますし、以前から受けている仕事は

しっかり施行しないといけませんし、取引先や公共料金の支払いも発生します。

今思えば、自転車操業などという生易しいものではなくなって来たこのころ

どうして乗り切れたのか、不思議な気持ちにもなります。

ただ、弁護士に教えて貰ったことで、ある程度気持ちが落ち着いていたのが

良かったのかも知れませんね。