自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

自己破産への道(17)債権者集会の内容

債権者集会での出来事

僕の謝罪から始まった債権者集会は

基本、破産管財人が会社や僕たちの個人資産について報告し

今後の方針を述べていき淡々と進みました。

そして、進行役の裁判官が、債権者に質問はありませんかと

問いかけると、一人の方が手を挙げました。

「お金は戻ってくるのか?」の質問に

その可能性が無いことを告げられ、

かなり憤慨した様子でした。

法律ゆえに支払いの義務が無くなった僕の立場と、

同じ法律ゆえに大きな痛みを受ける債権者、

矛盾していますよね...

しかしこれが破産というものなのです。

以前も書いた「恩送り」をする人生を歩むのが

僕に課せられた今後の正しい生き方だと改めて痛感した次第です。

債権者集会で決まったこと

妻の自己破産が正式に認められ、今後、妻の審議はなくなりました。

晴れて、自由の身?となった感じで、

僕としては少しほっとしました。

会社と僕の破産はまだ決まらず、2ヶ月後、

第二回の債権者集会の日程が決められ

今回の債権者集会は終了となりました。