自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

褒めて伸ばす?、厳しくして伸ばす?

自分の心の声を大切にする

今まで生きて来て、失敗したな〜っと思うことは

多々ありますが、その失敗も自分の思いを通し、

自分が判断した結果なら後悔はあまりありません。

ところが他人の意見を聞いた結果、うまくいかなかった場合は

なんだかとても大きな失敗をした気分になります。

小さい頃から気が弱かった僕はたくさん人の言いなりになってきました。

僕がそうなってしまった原点は小学校一年の入学直後だと思います。

図画の時間、先生から「自分が一番好きなものを描いてください」

そう言われて、僕は当時見ていたウルトラQという

ウルトラマンの前身であるテレビ番組に出て来た「バルンガ」

という雲の怪獣の絵を描きました。

その後、参観日に来た親が貼り出されていた僕の絵を見て

「あんたの絵がクラスて一番下手だった」

「他の子は公園や動物を描いていたのに何であんたはバルンガ?」

衝撃的な叱られ方でした。

先生は「一番好きなもの」って言ったのに、

「親から怒られないもの」を描かなきゃいけなかったのです。

それ以来、自分の考えや行動に全く自信がなくなり

人から言われるままに自分の考えは心の奥底に封じて

親の顔色をうかがうばかりになってしまいました。

人の性格によるでしょうが、

他人の行動を否定して自分の都合を優先していると

僕のようになる可能性は大いにあると思います。

人生に於いて自分の考えを封印するのは、

何もよいことは起きませんから。

会社だって同じです。

部下を叱責した結果、面従腹背となってしまっては

元も子もありません。

社員の良い所は徹底して褒めて、

そうでないところは、ほどほどに(笑)叱って、

それが人の成長を助ける大きな要素になると思います。