自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

不沈艦を目指すな

立ち直り出来るか否か

今から74年前の今日、

1944年6月19日、

日本の海軍はアメリカ海軍と

サイパン島の沖合で戦いました。

マリアナ沖海戦と名付けられた

この戦いで、

日本の不沈艦と期待された

最新鋭空母「大鳳」(たいほう)は、

米潜水艦の放ったたった一発の魚雷で

はかなくも沈んでしまったのです。

今までの燃え易い日本の空母とは違い

500Kg爆弾をも跳ね返す分厚い

甲板、魚雷への防御も完璧と言われ、

艦内が完全密閉に近い船でした。

その海軍の期待の星が何故

そんなことになったのか?

それは、魚雷で内部のガソリンタンクが破損、

振動で、飛行機用のエレベーターが

故障し、応急でその穴を塞いだため、

ガスが充満し、

それに何らかの原因で引火したからです。

ダメージコントロールという言葉が

よく使われますが、

まさに、ダメージを受けないことを前提に、

言い換えると、

ダメージコントロールよりも

やられない事を前提として

全てが作られていたのが、災いし、

密閉性が高かったことで、ガスの逃げ口が

無くなってしまい、それが命取りになったのです。

これは人も会社も同じだと言えます。

会社で完璧なマニュアルとか、

完璧な営業だとか思っていたら

失敗した時のショックは大きく、

下手すれば会社の危機にも繋がるでしょう。

しかし、会社への不平不満でも

適度にガス抜き出来る体質や、

営業で失敗しても「許される」環境を

作っておけば、一時は苦しくても

立ち直りは早いのです。

完璧を目指すのは悪くはありませんが、

やはり完璧じゃなかった時でも

失敗した時でも、

大丈夫な状況を作れるよう

ダメージコントロール出来る会社であり

個人であり続けたいものだと思います。

(追記)

最近は日本海軍の艦艇名を

ネットで検索すると

萌えキャラの女の子が沢山出て来ます。

艦これ(艦隊これくしょん)の影響は

全世界に広がっているようですね。

そういう意味では、世界制覇するのは

日本なのかも知れません(笑)