自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

責任の所在はどこなんだろう?

上に立つものの覚悟

太平洋戦争で日本海軍が、

決定的な敗北を喫した

ミッドウェイ海戦

敗因は、大きく3つありました。

一つ目は、海戦のひと月前、

まさか来るとは思っていなかった

東京へのアメリカ軍の爆撃。

天皇陛下のおひざもと

帝都を空襲などと大失態をしでかした

軍の焦りは相当なものだったでしょう。

二つ目は、「敵は怖気づいている」という

全くの希望的観測。

実際にアメリカは怖気づくどころか

戦意は高揚し最高の戦いモードでした。

三つ目は、目標の曖昧さ。

敵の空母を殲滅するのか、

ミッドウェイ島の占領なのか、

どっちつかずだったこと。

その結果、

アメリカの艦隊はいないかも、

いや、いないんじゃないかな?

いやいないはず」

こんな意識が上層部にあり

索敵が遅れてしまい、

敵の艦隊はいないと判断しながら、

「いるかも」と矛盾した思いで

攻撃機に付けていた魚雷を

ミッドウェイ島爆撃用の

陸用爆弾に交換させ、

作業が完了した直後、

「敵艦隊発見」の報が入り、

今度は、またもや

陸用爆弾から魚雷に交換を命じ、

その陸用爆弾と魚雷が

甲板上にゴロゴロ

横たわっていたところを

アメリカに爆撃されて、

空母部隊は全滅。

しかし、総責任者の

山本大将はそのまま

何のお咎めもなく

連合艦隊司令長官のまま、

現場の責任者の南雲中将も

責任をとらされず、

機動部隊の長官のまま。

しかも部下の殆どは

処分されたというのに・・・

倒産する会社と全く同じ構図ですね。

コロコロと方針転換がある会社、

働くのは大変ですから。

そんな会社はいつも

失敗は全部部下のせい、

自分は関係ないふり。

結構多いのかも知れません、

こんな会社。