正々堂々
弱点を突くのが勝負
よく「正々堂々と戦う」という
言葉が使われます。
この言葉の中には、
逃げたり、騙すような戦術を
とらないという意味も
含まれているでしょう。
しかし、
勝負というのは、
相手の弱点を突くのが
勝敗の分かれ道であり
テニスでも、相撲でも、戦争でも
全く同じ戦術です。
相撲で立ち会いに変化した力士を
責める親方がいますが、
あれも「相手はやみくもに
突っ込んで来るという弱点がある」
という冷静な分析があっての
戦術なのですから
それは「正々堂々」の戦いと
言えるはずです。
世界情勢を見て、
「バカ正直に真っ向勝負」など
どの国だってしていません。
透かしたり、いなしたり、
隠れたり、強気を見せたり(弱くても)
とにかく相手の弱点の
探り合いなのですから。