自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

理想と現実

核兵器禁止条約

今日は長崎に

原子爆弾が投下された日です。

毎年恒例の平和祈念式典では、

これまた恒例の長崎市長による

日本政府への核兵器禁止条約への

署名、批准を迫る演説がありました。

そして、首相の演説も恒例のように

核兵器禁止条約への言及は

無かったようです。

市政レベルであれば、

長崎市長のような言い方が出来ても

国政レベルを受け持つ首相が、

国の存続、要するに日本国民の

生死に関わる

「安全保障」という面からして、

果たしてアメリカに対し、

核兵器禁止条約に署名するし

おたくの核兵器はいらないよ。

隣国の中国、ロシア、北朝鮮

核兵器が沢山あっても平気、

きっとみんな善意があるので、

絶対に攻撃なんてして来ないし、

構わんといてくださいね」

と言えるでしょうか。

核の傘から出てしまった時、

今よりも戦争の危険は

少なくなるでしょうか?

軍事バランスが大きく崩れた時、

戦争が起きたという歴史的な事実は

枚挙にいとまがないと思います。

人間は、戦争を

し続ける動物です・・・・

悲しいけれど、

認めたくなくても

それが歴史であり現在の世の中です。

 

核兵器は悪だし、

核兵器は無くさないといけない・・・

誰でも考えている

当たり前の事でしょう・・・

もっと言えば「全兵器禁止」こそが

人類の理想なはずです。

ただ、理想と現実は違います。

今現在、国の存続のために、

核兵器というものは、必要悪な

バランサーなのかも知れません・・・

いつかそのバランサーが不要になる

人類になれればいいな・・・