風との共存
香港の二階建バス
今から数十年前、クイズ番組で、
「香港の二階建バスは
台風が来ると走行中ある事をします、
いったい何をするしょう?」
こんな質問がありました。
答えは
「全ての窓を全開にする」
でした。
もちろん風圧を避けるのが
大きな目的ですし、
その為には乗客は濡れるのも
厭わず、バス運行に協力するのです。
この時に僕が知ったのが、
風を遮る、風と戦うのではなく
風の気持ちになって共存する。
そして、自分が濡れるよりも
バス会社と共同して安全を優先し、
バスの運行に責任を持つという事です。
今回、関東を襲った台風では、
高い鉄塔などが暴風によって
倒れてしまっていますが、
「風に耐える」という設計が
もたらしたものも多少あると思います。
技術的な事は全くわかりませんが、
鉄塔の柱に風通しの穴を
無数に設けるとか、
今まで以上に風と
仲良しになれる
「風との共存」の方法を
AIなどの最新技術によって
編み出して欲しいものですね。