自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

会社論(2)経営者にとって理想の会社

素人経営者として出発

グータラ社員だった僕が起業したのは人に指図されるのが苦手で、

その上、お酒も飲まない、タバコも吸わない、

麻雀にも興味がないなど、人付き合いが

全く苦手なタイプだったからです。

自分が社長ならばつき合いとか、人との関係も楽だろうし

儲かったらベンツにも乗れる(笑)くらいにしか考えていませんでした。

しかし全く違いましたけど!この考えは(笑)

社員の頑張りに頼ってしまう

株式会社を作って6年ほどで、内職を雇い、8年ほどで

社員を雇うようになりました。

当時、労働法などの知識が乏しかった僕は、

社員の生活のことを考えず、僕のやりやすいように

働かせていました。

今思えば、本当に悪いことをしたと思います。

しかし、大手広告代理店の社員自殺などもみてもわかるように

経営者からすると、社員の悩みの根幹は全く理解していないのです。

いや、理解しているかも知れないが、経営者にとって

文句も言わず、長時間労働してくれる社員は美味しいのです。

だから、真面目な人は精神が参ってくるのだと思います。

僕も、社員に対してはお客様の為にすることは

全部自分の為になることだからと言い続け、

社員も本当に頑張ってくれました。

僕も本当に「お客に尽くすのは社員自身の為になる」と信じて疑いませんでした。

こんなことからすると経営者にとっての理想の会社は

社員が低賃金でも文句を言わず、お客様を思い、

長時間労働もいとわず、

利益を生んでくれることかも知れないと思います。

もちろん、この考えは、全くダメで、おかしいしのです。

だけど、こんな会社が世の中多いのも事実かも知れません。