自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

会社論(3)経営者も労働者も理想の会社

大将から二等兵になって

自己破産をした僕は、社長からパートになり、

いわば二等兵からやり直しました(笑)

学校を卒業してグータラサラリーマンをやっていた時の二等兵時代と

30年近く経営者をやって二等兵になるととは雲泥の差があります。

それは、経営者の目で二等兵が出来るという大きなメリットです。

使う立場を経験して、使われる立場に戻れるなんて、

正直こんなにラッキーなことはありません。

仕事中何度も

「あ〜僕もこんな風に冷たい言い方していたな...」

パワハラ多過ぎ!しかし僕もやっていたぞ」

サービス残業多過ぎ、しかし僕はどうだったか?」

長時間労働多過ぎ、しかし僕もさせていたぞ」

「社長は気分次第で感情的になるな〜、しかし僕もそうだった」

「契約と違う時間に出社させて平気なんだ〜、しかし僕もさせてたな」

「整理整頓出来ていないから探す時間が多いな、でも僕の会社もそうだった」

もうきりがないくらいの「しかし僕も」が出て来るのです。

だからこれを知ったからには活かさない手はありません!

社員の気持ちも社長の気持ちも徹底的に理解出来る「僕」の会社が出来た時、

それは経営者も労働者も本当に楽しく働ける理想の会社になるはずです。