自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

百人力を得たという妄想

僕の失敗

僕は会社の後輩と二人で

企業しました。

一人よりも二人だと

色々と心強いし

安心だしうまく行くと

思ったからです。

もちろんうまく行く人も

いるでしょう。

でも僕は失敗しました。

まずは、いきなり給料は

二倍必要で、その経費も

二倍かかるということです。

利益が一人分でも二人分の

支払いが必要になります。

そして、何よりも良くなかったのは、

二人の意見が分かれると会社が

方向が見えなくなることです。

しかしもっと悪いのは、

意見が一致して、何かを実行しても

利益が出なければ、これまた

良い人間関係にはなれない事なのです。

僕たちは結局1年も経たないうちに

別々の道を歩み始める事になります...

企業する時、自分以外に一心同体で、

会社を盛り上げてくれる他人は

百人力を得た気持ちになります。

しかし、これは多くの場合

妄想に過ぎません。

「企業は自分一人だけでやるのが良い」

僕が失敗から学んだことでした。