自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

自己破産への道(7)弁護士事務所訪問

弁護士事務所の受付へ

約束の日時、予定通り弁護士事務所を訪問しました。

弁護士事務所には今までも行った経験はありますが、

どこも警戒厳重です。

入り口のドアには電子ロックがかかっていて、

インターホンで話したあとにロックが解除されます。

これは今まで行った弁護士事務所は全て同じです。

弁護の逆恨みで、殴り込みでもしてくる輩がいるからでしょうか?

そんなことも考えながら警戒厳重なドアは解除され、

綺麗なお姉さんがドアを開けてくれました。

対応も丁寧だし、緊張している僕の心を緩めてくれるには

十分過ぎるものでした(笑)

面談前

お姉さんがお茶を運んでくれて、面談前のアンケート用紙を渡され

僕はそれに記入をはじめました。

今の会社の状況とか、資産のこととか、相談内容とか...

銀行借入前の資料みたいに「出来るだけ儲かっている風」(笑)

な書き方はしなくて良いので、とてもお気楽に書き終わりました。

僕がそのアンケートを書き終わると

お姉さんが別室の弁護士に持って行ったようです。

きっと弁護士がアンケートに目を通してから

僕の前に現れるのだろうと考えながら、待っていました。

そして、いよいよその時がやって来たのです。