自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

自己破産への道(8)弁護士とご対面

弁護士は二人

ドアを開けて入って来たのは、事務所の代表弁護士(男性)と女性弁護士の二人。

今回は初対面なので、代表弁護士が詳しく話しを聞き、そして、女性弁護士に

僕の担当をさせる予定だというのはすぐに分かりました。

代表は30代後半〜40前後、女性は、恐らく20代かと推察。

みんな若くして、凄いんだな〜というのが話す前の感想です。

ちなみに僕はこの時56歳(笑)

ありのままを話す

医者に診察してもらう時と同様、全てをつつみ隠さず話し、

診て貰うのが弁護士との面談。

僕は会社の現状と、将来の展望、今後の資金繰りなど

わかりやすく説明しました。

面談は1時間以上続き、結論は事業の継続は難しいとの判断でした。

もちろん、弁護士は、(倒産手続きで収入を得られるので)

どうしたら継続出来るかというよりは、どうしたら倒産が出来るのかに

絞った話し方をしてきます。

もちろん、僕もその話しはとても大切なので、しっかりと聞きました。

この日は、今後の収支や今の資産などを書き込む用紙を渡され面談は終了。

面談が終って、理想通りの良い弁護士に巡り会えたというのが率直な感想でした。

長かったようなあっという間だったような時間が過ぎ、

ビルを出た僕は、ちょっとぼ〜っとしていました...