自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

自己破産への道(10)決意の時

破産手続き開始の申立て準備

弁護士に相談してから決意が固まりました。

破産する手始めは裁判所へ破産手続き開始の申立てです。

この申立ては、素人が、ましてや会社の状況が大変な時に

自分で出来るものではありません。(出来る人は偉い...笑)

申立ての書類やそれに関わる準備を弁護士に手取り足とりで教えてもらい

破産に向かう僕の心痛を和らげてくれ、本当に助かりました。

また、債権者への通知は、弁護士がしてくれ、その後のやり取りも

全て弁護士を通してなので、自分が矢面に立たなくても良いという

点でも弁護士の有り難さを感じたものです。

借金も支払いも出来ない

破産手続きの申立てを行なう場合には、クレジットカードでの支払いや

カードローンの借入、(銀行からはとっくの昔に借入不可能)、

買掛金の支払いなどは出来なくなります。

だれか一人だけに支払いたくても平等にしないといけなく、

小額のものでも支払いを終らせることは出来ません。

要するに基本、会社のお金は自分の意志では使えなくなるのです。

破産手続き開始の申立て完了

そして、裁判所に破産手続きの申立てをしたのが12月、

あとは開始決定という事実上の破産の日を待ち、

その後は破産管財人が決まり、裁判へと進みます。