自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

自己破産への道(22)遂に家が落札

競売実施

裁判所の人が来てから約4ヶ月後、最後の会社の財産である

家が競売にかけられ落札しました。

僕は、ネットで見ていたので、落札金額は分かりましたが、

落札者は表示されないのか、僕の探し方が良くなかったのか

だれなのかは分かりませんでした。

いつ、どんな形で引き渡しするのかもよく分かりませんし、

正直、落札者の気持ち次第で、立ち退きの時期なども決まると聞いていたので、

落札された時は、少しドキドキしていたかも知れません。

しかし、これで全てが終って、引っ越しし、新たなスタートが切れるという

前向きな考えの方が大きかった気もします。

落札者現れる!

まるでお化けが出たような書き方ですが、

僕にとっては正にお化けが出た気持ちでした(笑)

僕の電話などは裁判所が教えていると思っていたのですが、

実際には突然訪問されて、

「私が落札しましたので、今月末に引き渡してください」

こう言われたのです!

「え〜あと2週間しかないじゃないか〜!!」

とは僕の心の声(笑)

落札者は家具屋の社長で、その部下と二人で僕の反応を見ています。

僕の計画では1ヶ月の猶予は欲しかったので、

「お待たせして申し訳ありませんが、いつなら退居出来るか考えますので、

1週間以内に改めてお電話させてください」

と話すとOKということで、二人は帰って行きました。

ひとまず、猶予は出来たのです(笑)