自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

社会に還元という甘言

利益は誰のもの

社会貢献活動を謳い文句に

うちは世のため人の為に尽くしています的な

会社があります。

もちろん、社員も最高の待遇で、

社会貢献も完璧な企業もあるでしょう。

しかし、僕が体験してきた限りでは

どちらかと言えば「ええかっこしい」な

企業も少なからずあると思います。

収益の1%を緑化運動に寄付とか、

車椅子を買うためにプルトップを集めるとか...

そんな企業に働く人の切実な問題は

暖房が効かず冷蔵庫にいるようだとか、

洗濯機が壊れても予算が無いから修理してもらえず

冷たい水で手洗いしているとか、

ちょっとでも私語していると上司が怒るとか、

そんな、目の前の問題を無視して、

社会貢献活動とは本末転倒です。

まずは、社員の待遇をしっかりとやったあと、

それでも「余力」があるならば、

社会貢献活動をすれば良いのです。

会社にとって、社員を喜ばせることが

最大の社会貢献活動なのですから。