自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

計画倒産

計画しない倒産があるのか?

良く犯罪的な言い方で、

「あれは計画倒産じゃないか?」

とか言われますが、

もちろん悪意あってお金を

持ち逃げする目的の

倒産はあるでしょう。

しかし、多くの場合は

悪意よりも

にっちもさっちも行かなくなって

極端に言えば、

倒産するしか自殺を回避する道がないと

思うからするのではないでしょうか。

僕が倒産を経験して思うのは、

全く道筋を立てずに

ある日突然、

「はい倒産しました!」

とは出来ないのです。

お金も必要だし、

法的な知識を弁護士に教えて貰うことも

かなり重要なことかと思います。

だから僕が思うには、

基本全ての会社は計画して準備して倒産、

そんな中でも

「悪意あっての倒産」

「はからずも倒産」

そんな区分け?

かも知れません。

個人の再生を考えるなら

倒産(破産)は必要なシステムでしょうが、

債権者には全く理解出来ない

困ったシステムでもあります。

しかし、経験した僕が思うに

世の中、公平なもので、

破産して債権から解放されても

ただただ良いことばかりでは

ありませんから、結局は

人生プラマイゼロになるのかも

知れません...ね。