自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

武勇伝的に語るが・・・

社長の資質

ある程度大きくなった会社の社長が

過去の苦しかった時代を

振り返って懐かしく話す事があります。

この時、ありがちなフレースが、

「あの頃お金も無く忙しくて、

パートさん達が買い物の合間に

手伝ってくれて

ほんとに助かったよ!

みんなに支えられて感謝です」

いやいや、これは

労働時間外にタダ働きを

させていただけですから!

サービス残業で頑張ってくれる

社員がいることを

会社の誇りですなどと

武勇伝的に語るなんて、

社長の資質としては?でしょう。

もちろん、多くの会社は

そんな支えもあって

大きくなったのでしょうから

過去のサービス残業

今更とやかく言うことではありません。

ただ、それは「黒歴史」として、

社長の胸にしまっておき、

なにかの機会に密かに

恩返しをするのが、

大切なことではないかと考えます。

社会や法律に反した事を

美化してしまう行為は、

会社の将来を危うくすることです。

慎むのが正解でしょう。