自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

事務処理の時間と売り上げの関係

リアル踊る大走査線

「事件は会議室で起きているんじゃない!

現場で起きているんだ!」

こんな名台詞で有名な踊る大走査線、

僕は一度も見た事はありません(笑)

でもこの言葉の意味は痛いほどわかります。

会社の上層部から売り上げの資料を作れと

顧客と顔も見る事なく事務所で何時間も

パソコンをたたいたあげく、

出来た資料の末路(笑)も見る事無く、

担当者はまた次の報告書に追われる。

僕自身、社員に同じようなことをさせていたので、

これがどんなに無意味なことか良くわかります。

もちろん、「データ」は必要でしょう。

しかし、そのデータがあったから

こんなに会社が良くなったというダイレクトな反応がなければ

自分の仕事に誇りを持つ事は難しいものです。

モチベーションも下がってしまいます。

売り上げをあげるのは実際現場で顧客のニーズを掴み

そのニーズにあったものを提供し続けること。

それが出来なくなれば会社は不要となってしまうのです。

会議室でお偉いさんが決めたことを

ただ「やらされている」感でやるよりも

自分たちが顧客と接してやりたいと思ったことを

やる方が、結果は良くなる気がします。

もちろん、統率は必要でしょうが、

やはり聞く耳を持って自分勝手なものを売らない。

だからパソコン叩いてる時間があれば

現場でお客様とのコミュニケーションをとる方が、

企業には有益だと思うのです。