自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

尻の穴まで確認する仕事

疑うなら正直に言いましょう

江戸時代、金山や銀山、

またお金に関わる仕事をする人夫は

仕事が終わったあと

素っ裸で経営者の前を通り、

何も盗んでいないことを証明していました。

尻の穴まで確認されることもあったそうです。

恐らく盗むのは100人の人夫のうち

せいぜい1〜3人で、1〜3%でしょう。

しかし、全員に嫌疑をかけ、

素っ裸にされるのは、

真面目な人夫にとっては嫌なことだったと

想像しています。

そんな江戸時代の鉱山人夫と同じシステムが

パート先に出来てしまったのです。

しかも全社員ではなく

18時以降に退社する人のみに課せられる

という江戸時代よりも差別的なのです。

全社1万人くらいのなかの一人が

店の商品を盗んだので、決まったシステムで、

昼は善人、夜は悪人という前提のもと

今後18時以降退社する人は

かばんを開けて

中味を全部チェックするという

まさに素っ裸で

人の前に立つのと同じ?なのです。

僕はどちらかと言えば、

パートなのに、

素っ裸の人を監視する立場(笑)

尻の穴まで確認しないといけません(汗)

まあ、仕事だし、お金をいただいているし

僕がトップに変わって経営する能力は

ありませんから言われたことを

やるだけですが...

「我が社は皆さんを信用していて、

性善説をとってます」

といまだに言っているトップの方、

そろそろ

「我が社は社員を信用しません、

完璧に性悪説をとってます」

と宣言してくれると

気持ちも楽になれますよ(笑)