自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

社長からの回覧

ツボが違う

パート先の会社では

月に1〜2回、社長から回覧がきます。

そのパソコンの画面を見ると、

運動会なんかやって沢山お金を使って、

その分給料を上げてくれよという

声もありますが...

だけどこれは大切なことだから

社員の楽しみとしてやりますなんて書いてありました。

やっぱり見えていませんね...

僕も社長だったとき、同じように

全く見えていませんでした(汗)

二等兵になって気づきました。

社員の気持ちは運動会で金を使うなら給料あげろでは無いのです。

もっともっと切実な目の前の現実を何とかして欲しいのです。

その切実な現実とは、

暖房が効かない凍えそうな場所での仕事

洗濯機が壊れても予算が無いと

修理してもらえず冷たい水で手洗いしていること

エアコンが壊れて水がこぼれ落ちて畳が腐っても

予算が無いと修理しないこと

休み時間を削ってサービス残業せざるを得ない仕事量

時間がかかる報告書作りが多い事

店のブラインドが壊れても予算が無いと何年も修理してもらえず

社員も客も眩しくて困っていること。

などなど。

社員と社長の思っているツボが全く違うのです。

今現在、困った現実があるのに

それを全く見ないで(知らないで)

自分の理想を述べられても社員は

面従腹背にしかなり得ませんから。