自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

ライバルは誰?

同業他社が気になる

僕が会社を倒産させてしまった要因は

いくつもありますが、

一番大きな要因は、

同業他社が気になる会社に

成り下がってしまったことです。

顧客にとって唯一無二の存在に近かったころは

同業他社自体がいなく、

従って気になることもありませんでした。

そのころは、「顧客を見て」仕事していたのです。

ところが、同じような形態の店が増えて来て、

僕は「顧客よりも同業他社を見て」仕事していました。

自分に自信がないから、

自分が顧客にとって最高の仕事をしていないから

仕事を取られてしまう同業他社ばかりに

目が行ってしまったのです。

売れていた時、「ライバルはいない」という慢心が、

全てを悪い方向に導いてしまいました。

売れているときこそ、

ライバルはいないのではなく

昨日の自分であり1秒前の自分であり

過去の自分なのです。

だから日々進化しないといけない!

そう思ってやっていけば、

同業他社が出て来た時には

既に次のステージに上がっているので、

同業他社は気にならず、

しっかり顧客を見て仕事ができるのです。