自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

雇用前、雇用後

立場が逆転?

今、求人難と言われるほど

なかなか求人広告を出しても

応募してくる人は少ないようです。

その中でも応募して面接に来てくれることは

奇跡的とは大袈裟ですが、

かなり会社からして幸運かもしれません。

そして、求職者の面接をして

いざ採用となった後は、幸運にも

応募してくれたことを忘れてしまい、

会社の方針や、やり方を指導するだけでなく

その人に完璧を求めてしまいがちです。

僕もかつてそうでした(汗)

しかし、翻って考えると、そもそも

有名企業でもない待遇も良くない会社に

応募してくれたことが有り難いことなのです。

ですから、雇用前の態度(応募して〜〜)と

雇用後の態度(ここで働くならこうですよ!)と

変化してはいけないのです。

もちろん教育は大切ですが、

常に言葉使いや態度に注意して、

大切に地道に育てることが必要なのです。

仕事を覚えないからといって、

大声をあげたり、嫌みを言ったり、呼び捨てにしたりは

もってのほかと考えています。

採用した責任は会社にありますから

雇用して、「こんなはずじゃ無かった」と思うのは

本人の問題ではなく、会社の問題です。

その時は逆に雇用された本人が、

「こんなはずじゃ無かった」と思っているはずです。

マニュアルに沿っての教育は大切ですが、

雇い入れた個人の個性を伸ばすよう

マニュアルに凝り固まらず、

ある程度柔らかな運用をして教育するのが、

理想かと考えます。

難しいとは思いますが、

理想を追求しない会社は、

何もなし得ることが出来ない会社に

なってしまいますから

あくまでも理想は大切ですね。