自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

腕時計の電池交換

専門職の有り難さ

息子から貰った腕時計の電池が切れたので、

小さな時計専門店へ交換に行きました。

店に入ると、そこには

恐らく90歳近い店主と

おしゃべり相手?の同級生らしき方がいました。

僕が入ると、おしゃべり相手は出て行き、

店主に電池交換を頼みました。

老眼鏡+ルーペを使って時計の裏蓋を外し、

ゴムパッキンが劣化しているので、

交換しますか?と言われ、

思わず「はい、お願いします」と言ってしまった僕。

とにかくこの店主から来る職人オーラに

僕はやられっぱなしだったのです(笑)

10分ほどで、電池とゴムパッキンの交換は完了。

その後、初めて3千円という価格を聞きました。

実は、電池が切れた直後、

応急的に買った時計は108円(笑)

正確な時間を知るだけを時計に求めるならば、

電池交換なんて必要ありません。

電池が無くなれば108円の時計を買えば済む事ですから。

でも思い出を大切にとっておくという価値観は

プライスレスなのです。

だからこそ専門職は貴重で、

本当に有り難いものですね。