自己破産者のひとり言

自己破産と言うと暗く、後ろ向きで、カッコ悪く、ネガティブな印象しかありませんが、人生を生き抜く上ではとても助けられる制度であります。僕が自己破産を経験したからこそたどり着いた生き方や他者との関わり方、日々の暮らしなどを綴っています。

寝返り

究極の生存への選択

赤ちゃんの寝返りの

お話ではありません(笑)

関ヶ原の戦いで、

西軍から東軍に寝返ったとかの

寝返りの話です。

関ヶ原に限らず、

古今東西、「寝返り」というものは、

星の数ほど行われています。

基本、「ネガティブ」な意味で

使われている言葉ですが、

果たしてそうでしょうか?

人は、著名な武将などに限らず、

皆、生存への自己防衛本能があります。

今、進んでいる道の先に

大きな落とし穴があると推測したなら

別の道を選ぶのは道理です。

寝返りという行為も

今、一緒に仲間や上司として

やっているものが、

この先、自分の存在を脅かすと

予測出来た時に、

新たな道に「方向転換」するのは、

当然のことでしょう。

会社だって、朝令暮改と揶揄されても

社長自身が下した過去の判断が

間違っていると気づけば、

その都度方向転換しなければ

会社の将来は無くなってしまいます。

映画やドラマでは、

寝返った人は、

基本、哀れな末路をたどりますが、

実際の歴史を紐解くと、

そうでもない人も

多々いるようですし

寝返りが必ずしも

ネガティブと考えるのは

少し違う気がするのです。